メニューの目的
広背筋の収縮
力強い投球動作の生成:広背筋は、腕を引き寄せたり加速する際に重要な役割を果たします。特に投球時のリリース直前に広背筋が収縮することで、強いスピードと力を生み出します。
体幹と上半身の連動:広背筋が効果的に収縮することで、体幹と上半身が連動し、全身の力をボールに効率的に伝達できます。
肩の安定化と怪我予防:広背筋の収縮は肩甲骨の安定にも寄与し、投球時の過剰な負担を軽減し、怪我を防ぎます。
肩甲骨の柔軟性・可動性
肩甲骨が柔軟かつ可動性が高いと、肩や肘に負担をかけずに腕をスムーズに動かせます。これにより、フォームが安定し、怪我のリスクが減少します。
肩の柔軟性・可動性
パフォーマンス向上: 肩の可動域が広いと、腕のスピードやリリースポイントを調整しやすく、より強力で正確な投球が可能になります。
怪我予防: 肩が硬いと、無理な動作によって肩や肘に過剰な負担がかかり、怪我のリスクが増します。柔軟性を保つことで、ストレスを分散し、負担を軽減できます。
肩の回内・回外
力の伝達とリリースの精度: 肩の回内(前腕を内側に回す動作)と回外(前腕を外側に回す動作)は、投球時の手首や肘の位置に影響し、正確なリリースと回転を生み出します。
球種のバリエーション: 回内・回外の動作は、変化球や速球を投げ分ける際に重要です。これにより、ピッチャーが多様な球種を投げることが可能になります。
怪我予防: 回内・回外の動作を適切にコントロールすることで、肩や肘の過剰なストレスを避け、怪我のリスクを減らします。
動作ポイント
- 片膝立ちの状態で、腕を伸ばした状態で小指を上にしてバンドを握る
- 腕を引きながら、手を外側に回して(回外動作)、バンドを背中側に引き寄せる
- バンドを戻すときは腕を内側に回して(回内動作)、1.の動作に戻す
- 2.3.をスムーズに行いながら、広背筋の収縮、腕の回内、回外を意識する
※動作に慣れてきたら立った状態で動作を行い、より可動域を広げることを意識する
セット数
片腕10回 × 2セット